
【かやの実の生薬情報】
【生薬名】
  榧子(ヒシ)
【基 原】
  イチイ科 Texaceae 榧樹 Terreya grandis Fort. (カヤ)の成熟種子を乾燥したもの。
【性 味】
  味は甘・渋、性は平。(帰経:胃・大腸経)
【主成分】
  脂肪油・ tannin ・精油。
【臨床応用】
  生薬分類は、駆虫薬。中薬の効能は殺虫 。薬性がおだやかで薬力が充分であるから、腸管内寄生虫の駆除に広く用いる。
【用 量】
  常用量は1回30〜40ヶあるいは9〜15g。単独で服用する時は1日50〜100ヶあるいは30g。炒熟し、かみくだいて服用。煎じても構わない。
※取り扱い上の注意 
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。