
【丁子(チョウジ)の生薬情報】
【生薬名】
丁子(チョウジ)、丁香、公丁香
【基 原】
フトモモ科 Myrtaceae 丁香 Eugenia caryophyllata Thunb (チョウジ)の花蕾を乾燥したもの。
【性 味】
味は苦、性は寒。有毒。(帰経:肺・腎・大腸経)
【主成分】
主として zugenol C10H12O2 などの精油、tannin 、oleanolic acid
【臨床応用】
生薬分類は、散寒薬。中薬効能は温中降逆、温腎助陽。胃寒による嘔吐、しゃっくり、食欲不振、下痢などに用いる。腎陽不足によるインポテンツ、下肢が無力などに用いる。
【用 量】
1.5g〜5g
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。
【丁字(チョウジ)を使用している漢方処方】