
【茴香(ウイキョウ)の生薬情報】
【生薬名】
茴香(ウイキョウ)
【基 原】
セリ科 Umbelliferae 茴香 Foeniculum vulgare Mill. (ウイキョウ)の成熟果実。
【性 味】
味は辛、性は温。(帰経:肝・腎・脾・胃経)
【主成分】
anethole C10H12O ・ fenchone C10H10O などの精油。
【臨床応用】
生薬分類は、散寒薬。中薬効能は散寒止痛、理気和胃。冷えによる腸の疝痛、睾丸や副睾丸の腫脹性疼痛や、胃寒による嘔吐、食欲不振、腹部脹痛などに用いる。
【用 量】
1回0.125〜0.3g、1日2〜3回。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。
【茴香(ウイキョウ)を使用している漢方処方】