
【玖瑰花(マイカイカ)の生薬情報】
【生薬名】
玖瑰花(マイカイカ)
【基 原】
バラ科 Rosaceae 玖瑰 Rosa rugosa Thunb. (ハマナス)の花蕾を乾燥したもの。
【性 味】
味は甘・微苦、性は温。(帰経:肝・脾経)
【主成分】
geraniol などを含む精油。花弁は、ロウ質・29炭化水素 C29H10 ・タンニンなどを含む。
【臨床応用】
生薬分類は、行気薬。中薬の効能は行気解鬱、和血散オ。疏肝理気の作用があるだけではなく、和血散オの効能も持つので、生理不順、生理が来る前の乳房脹痛および損傷オ痛や肝胃不和による脇痛、上腹部のつかえ、脹って痛むなどに使用する。
【用 量】
5〜9gを煎じて服用。蕾なら3〜6個。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。