
【射干(ヤカン)の生薬情報】
 【生薬名】
  射干(ヤカン)
 【基 原】
  アヤメ科 Iridaceae 射干 Belamcanda chinensis (L.) DC. (ヒオウギ)の根茎を乾燥したもの。
 【性 味】
  味は苦、性は寒。(帰経:肺・肝経)
【主成分】
  tectoridin C22H22O11 ・ iridin C24H26O13 ・ mangiferin ・ isotectoridin C22H22O11 など。
 【臨床応用】   
  生薬分類は、清熱解毒薬。中薬の効能は清熱解毒、去痰利咽。解毒利咽、去痰と散結作用があるので、咽喉腫痛で、熱痰壅盛者に用いるほか、痰盛による咳喘証に用いる。
 【用 量】
  6-9g
 
【コメント】 
 妊娠中あるいは妊娠と思われる者には、禁忌である。
※取り扱い上の注意 
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。 
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。 
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。