
【亜麻仁(アマニン)の生薬情報】
【生薬名】
亜麻仁(アマニン)
【基 原】
アマ科 Linum usitatissimum L. ( Linaceae )の成熟種子を乾燥したもの。
【性 味】
味は甘、微温。(帰経:帰経:肺・胃 )
【主成分】
脂肪油( linoleic acid linolenic acid oleic acid のグリセライド)、蛋白質、粘液質、青酸配糖体(リナマリン linamarin )。
【臨床応用】
生薬分類は、補益薬。中薬の効能は補益肝腎。強壮、緩下作用がある。圧搾して搾り取った脂肪油を亜麻仁油( Oleum Lini )という。乾燥性の皮膚炎に外用として使用する。
【用 量】
煎剤、散剤として1日9〜15gを目安に内服する。外用の場合塗布あるいは煎剤で洗う。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。