
十薬末(ジュウヤク末)関連商品】
【十薬(ジュウヤク)の生薬情報】
【生薬名】
十薬(ジュウヤク)
別名:どくだみ・魚腥草(ギョセイソウ)
【基 原】
タデ科( Polygonaceae )。中国原産の落葉性のつる性多年草。根茎を掘り取り、二つか三つに輪切りにし、よく水洗いしてから、天日乾燥する。乾燥しやすいように細かく刻んでもよい。
【性 味】
性は微寒、味は辛。(帰経:肺・腎・膀胱)
【主成分】
アントラキノン類のエモジンやクリソファールのほか、レシチンを含む。臭気成分(デカノイル、アセトアルデヒド)を含む。
【臨床応用】
生薬分類は清熱解毒薬。中薬の効能は、清熱解毒、排膿、利尿。清熱解毒にあわせて排膿消癰できるので、肺膿瘍による咳、膿血を吐く、および肺熱による咳、粘稠な痰に使用する。清熱除湿、利尿通淋できるので、熱淋、小便渋痛証に用いる。
【用 量】
1回量0.5gを煎じて服用する。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。