
【蒲黄(ホオウ)の生薬情報】
【生薬名】
蒲黄(ホオウ)
【基 原】
ガマ科 Typhaceae 寛葉香蒲 Typha latifolia L. (ガマ)の成熟花粉を乾燥したもの。鮮黄色であるから蒲黄と名づけられた。
【性 味】
味は甘、性は平。(帰経:肝・心包経)
【主成分】
sitosterol C27H46O ・ isorhamnetin C16H12O7 を含む
【臨床応用】
生薬分類は、止血薬。中薬の効能は収渋止血、行血祛オ。蒲黄は収渋止血の作用がわりによく、各種の出血証に使用される。炒炭すると止血の効能がたかまり、生で使用するとオ血をとることができる。
【用 量】
生あるいは炒めて使用する。5~9g。
【コメント】
子宮を収縮させるので、妊婦には禁忌である
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。