
【玉竹(ギョクチク)の生薬情報】
【生薬名】
玉竹(ギョクチク)
別名:イズイ、アマドコロ
【基 原】
ユリ科 Liliaceae 玉竹 Polygonatum officinalle All. (アマドコロ)の根茎を乾燥したもの。
【性 味】
味は甘、性は微寒。(帰経:肺・胃経)
【主成分】
強心配糖体・ chelidonic acid C7H4O6 ・ alkaloid ・ビタミンA類物質・ nicotinic acid ・粘液質。
【臨床応用】
生薬分類は、滋陰薬。中薬効能は滋陰潤肺、生津養胃。 肺躁による咳嗽、口渇に使用する。
【用 量】
9〜15g を目安に煎じて服用する。
【コメント】
肺躁の生薬で、しつこくなく、冷やさない特徴があり、薬効は穏やかである。脾虚湿生の人は使用禁忌。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。