
【海金砂(カイキンシャ)の生薬情報】
【生薬名】
海金砂(カイキンシャ)
【基 原】
カニクサ科 Lygodiaceae 海金砂 Lygodium japonicum (Thunb.) Sw.(カニクサ) の成熟胞子。
【性 味】
味は甘、性は寒。(帰経:膀胱・小腸経)
【主成分】
多くの flavon 化合物。
【臨床応用】
生薬分類は、利水滲湿薬。中薬の効能は利水通淋。海金砂は利水通淋でき、淋病を治療する常用薬である。
【用 量】
6〜12g
【コメント】
脾虚太過の全身浮腫にも用いられる。腎陰虚には使用しない。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。