
【菊花(キクカ)の生薬情報】
【生薬名】
菊花(キクカ)
【基 原】
キク科 Compositae 菊 Chrysanthemum morifolium Ramat. (キク)の頭状花を乾燥したもの。
【性 味】
味は甘・苦、性は微寒。(帰経:肺・肝経)
【主成分】
adenine C5H5N5 ・ stachydrine C7H13NO2 ・ choline ・精油。
【臨床応用】
生薬分類は、辛涼解表薬。中薬の効能は疏風清熱、解毒、明目。外感風熱および温病初期の発熱、頭痛や、肝経風熱あるいは肝火上亢による眼赤腫痛証に用いるほか、肝風頭痛と肝陽上亢による頭痛、めまい証に用いる。
【用 量】
6〜12g
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。
【菊花(キクカ)を使用している漢方処方】