
【紫苑(シオン)の生薬情報】
【生薬名】
紫苑(シオン)
【基 原】
キク科 Compositae 紫苑 Aster tataricus L.f. (シオン)の根を乾燥したもの。
【性 味】
味は辛・苦、性は温。(帰経:肺経)
【主成分】
astersaponin C23H44O10 ・ shinone C34H50O ・ epifriedelinol C30H52O ・ succinic acid ・ quercetin ・ friedelin C30H50O ・ shionone C34H50O
【臨床応用】
生薬分類は、止咳平喘薬。中薬の効能は化痰止咳。慢性の咳嗽、とくに痰が多くてつまる・喀出してもすっきりしない・痰に血がまじるなどの寒咳(慢性気管支炎・肺結核など)に用いる。
【用 量】
5〜9g、外用は適宜。
【コメント】
肺陰虚には使用しない。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。