
【紫根(シコン)の生薬情報】
【生薬名】
  紫根(シコン)
【基 原】
  ムラサキ科 Boraginaceae 紫草 Lithospermum erythrorhizon Sieb. Et Zucc.(ムラサキ)の根を乾燥したもの。
【性 味】
  味は甘・鹹、性は寒。(帰経:心・肝経)
【主成分】
  acetylshikonin C18H18O6。加水分解すると shikonin を生じる。これはビタミンKに似た構造をもつ naphthoquinone  誘導体である。
【臨床応用】
  生薬分類は清熱凉血薬。中薬の効能は凉血活血、解毒透疹。麻疹あるいは温熱病による斑疹に用いる。また、瘡瘍、湿疹、陰痒および燙傷、火傷などに用いる。
【用 量】
  常用量は3~9g。外用適宜。
※取り扱い上の注意 
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。 
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。 
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。