
【旋覆花(センプクカ)の生薬情報】
【生薬名】
旋覆花(センプクカ)
【基 原】
キク科 Compositae 旋覆花 Inula britannica L. とその変種の頭状花序を乾燥したもの。
【性 味】
味は苦・辛、性は微温。(帰経:肺・脾・胃・大腸経)
【主成分】
taraxasterol ・ inusterol B C17H27OH ・ inusterol C ・一種の中性結晶物 C14H20O4 を含む。
【臨床応用】
生薬分類は止咳平喘薬。中薬の効能は消痰行水、降気止嘔。痰涎壅肺、咳喘痰多、痰飲蓄結、胸膈痞悶などに用いる。また、旋覆花は降気止嘔の作用があるので吃逆、嘔吐に用いる。
【用 量】
3〜9g。煎剤に入れる場合には包煎する。
【コメント】
陰虚による燥咳や下痢・泥状便には用いない。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。