
【代赭石(タイシャセキ)の生薬情報】
【生薬名】
代赭石(タイシャセキ)
【基 原】
三方晶系の赤鉄鉱 Hematitum
【性 味】
味は苦、性は寒。(帰経:肝・心包経)
【主成分】
二酸化ケイ素(40.25%)・酸化第二鉄(51.52%)など。
【臨床応用】
生薬分類は平肝熄風薬。中薬の効能は平肝潜陽、降逆止血。肝陽上亢による頭痛、眩暈などに用いる。代赭石には降逆や凉血止血の効能があるので、げっぷ、嘔吐、喘息、吐血、出血、崩漏などに用いる。
【用 量】
9~30g
【コメント】
妊婦には慎重に使うべきである。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。