
【天南星(テンナンショウ)の生薬情報】
【生薬名】
天南星(テンナンショウ)
【基 原】
神農本草経の下品に収載。サトイモ科 Araceae 天南星 Arisaema consanguineum Schott の塊茎を乾燥したもの。生姜を加えて炮製したものを製南星、牛の胆汁で炮製したものを胆南星、薬品による炮製を加えていないものを生南星と呼ぶ。
【性 味】
製南星は、味は微辛、性は温。胆南星は、味は辛・苦、性は微温(涼ともいわれる)。生南星は、味は辛・苦、性は温。(帰経:肺・肝・脾経) 有毒。
【主成分】
saponin ・ benzoic acid ・ amino acid ・ d -mannitol など。
【臨床応用】
生薬分類は、温化寒痰薬。中薬効能は燥湿化痰、去風止痙。多痰咳嗽、胸膈脹悶などに用いる。生南星を、化膿症(寒冷膿瘍に適す)の疼痛や打撲傷に外用する。
【用 量】
生南星の外用は適量。
【コメント】
腹水やよだれが多いときには、生南星末を酢で練って足底の涌き泉穴部に塗布すると効果がある。内服し舌がしびれるようなことが起きたら、砂糖で解毒できる。内服はしないこと。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。