
【乳香(ニュウコウ)の生薬情報】
【生薬名】
乳香(ニュウコウ)
【基 原】
カンラン科 Burseraceae 乳香樹 Boswellia carterii Birdwood と同属植物の樹幹皮部より得た膠状の樹脂である。
【性 味】
味は辛・苦、性は温。(帰経:心・肝・脾経)
【主成分】
boswellic acid ・ olibanoresene ・ boswellidinic acid など。 Pinene を主成分とする精油。
【臨床応用】
生薬分類は、活血化オ薬。中薬の効能は活血止痛、消腫生肌。生理痛、無月経、胃痛、風湿による痺痛、打撲損傷、急性化膿性疾患の腫痛、急性虫垂炎などに用いる。化膿症が潰瘍になって、傷がなかなか癒合しないときに用いる。
【用 量】
3〜9g、外用には適量で、滅菌する。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。