
【巴戟天(ハゲキテン)の生薬情報】
【生薬名】
巴戟天(ハゲキテン)
【基 原】
アカネ科 Rubiaceae 巴戟天 Morinda officinalis How. の根を乾燥したもの。
【性 味】
味は辛・甘、性は微温。(帰経:腎経)
【主成分】
ビタミンC・糖類・樹脂。
【臨床応用】
生薬分類は、助陽薬。中薬の効能は補腎助陽、去風除湿。淫羊霍と同じであるが、作用はおだやかである。インポテンツ、頻尿、虚寒による不妊症、月経不順、下腹部の冷痛などに用いる。腎陽を補い、風湿を除去することもできるので、腰や膝の痛み、無力に用いる。
【用 量】
6〜12g
【コメント】
陰虚火旺・尿量が少ない・口や舌が乾燥するものには使用すべきでない。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。