
【白及(ビャクキュウ)生薬情報】
【生薬名】
白及(ビャクキュウ)
【基 原】
ラン科 Orchidaceae 白及 Bletilla striata (Thunb.) Reichb. F. (シラン)の地下塊茎。
【性 味】
味は苦・甘・渋、性は微寒。(帰経:肺・胃・肝経)
【主成分】
多糖類のbletillaglucomannan、デンプンなど。
【臨床応用】
生薬分類は、止血薬。中薬の効能は収斂止血、消腫生肌。白及は、収斂止血の作用があり、主に肺、胃の出血に用いる。単独で使う場合、粉末にしてぬるま湯か、お粥と共に飲むと一定の効果がある。
【用 量】
粉剤としては3〜9g。煎剤には6〜18g、最大24〜30g。外用は適量を用いる。
【コメント】
習慣上、白及は烏頭・附子とは配合禁忌である。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。