
【白僵蚕(ビャクキョウサン)の情報掲載】
【生薬名】
白僵蚕(ビャクキョウサン)
【基 原】
白僵菌 Batrytis bassiana Bals. (ムスカルジン)に自然感染して死んだ蚕 Bombyx mori L. (カイコ)の体。
【性 味】
味は鹹、性は平。(帰経:肺・肝経)
【主成分】
脂肪絲タンパク・シュウ酸カルシウムなど。
【薬理作用】
中薬の効能は去風熱・熄風鎮痙・化痰散結。解熱作用、抗痙攣・去痰作用がある。
【臨床応用】
熱証の出血や鎮痙、てんかん等に使用する。また、乳腺炎・流行性耳下腺炎・化膿症・急性及び慢性リンパ腺炎などの炎症に使用する。
頭部・顔面部・口腔疾患で熱象のあるときに用いる。とくに咽喉炎・咽部化膿症などで咽喉の腫脹疼痛・嗄声などの症状があるときに、清熱・消炎・腫脹消退の効果によって音声を正常化する。咽喉頭痛に対する方剤を基礎にして白僵蚕を加えるのもよい。
【用 量】
3〜9g
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。