
【扁蓄(ヘンチク)の生薬情報】
【生薬名】
扁蓄(ヘンチク)
【基 原】
タデ科 Polygonaceae 扁蓄 Polygonum aviculare L. (ミチヤナギ)の全草を乾燥したもの。
【性 味】
味は苦、性は平。(帰経:膀胱経)
【主成分】
葉は avicularin C20H18O11 ・ emodin ・カリウム塩を含む。
【臨床応用】
生薬分類は、利水滲湿薬。中薬の効能は利水通淋、殺虫止痒。尿が濃く量が少ない、排尿痛、排尿困難などに用いるほか、皮膚の湿疹、外陰掻痒などにも使用する。
【用 量】
9〜18g、単独で30gまで使用することがある。皮膚湿疹・トリコモナス性膣炎による掻痒には、鮮扁蓄250gに水1500mlを加えた煎湯で洗う。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。