
【補骨脂(ホコツシ)の生薬情報】
【生薬名】
補骨脂(ホコツシ)
別名:破胡紙(ハコシ)
【基 原】
マメ科 Leguminosae 補骨脂 Psoralea corylifoliaL. (オランダヒユ)の成熟した果実を乾燥したもの。
【性 味】
味は辛・苦、性は大温。(帰経:脾・腎経)
【主成分】
天然の chalcone である corylifolinin 。多種の coumarin 様の物質、主として psoralen ・ isopsoralen を含む。
【臨床応用】
生薬分類は、助陽薬。中薬の効能は補腎壮陽、固精縮尿、温脾止瀉。覆盆子の補腎壮陽の作用を利用し、インポテンツ、腰や膝の冷痛に用いる。補骨脂には温補脾腎、止瀉の作用があるので、脾腎陽虚による下痢に用いる。また、遺尿、頻尿、活性に用いる。
【用 量】
3〜6g、外用適宜。
【コメント】
陰虚火旺のものは服用してはならない
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。