
【茅根(ボウコン)の生薬情報】
【生薬名】
茅根(ボウコン)
【基 原】
イネ科 Gramineae 白茅 Imperata cylindrica var. major (Nees) Hubb.の根茎を乾燥したもの。茅花はその花穂である。
【性 味】
味は甘、性は寒。(帰経:肺・胃経)
【主成分】
大量のカリウム塩・ cylindrin ・ xylose ・ fructose ・ glucose ・ limonic acid ・ oxalic acid など。
【臨床応用】
生薬分類は清熱凉血薬。中薬の効能は凉血止血、清熱利尿。茅根は凉血止血の作用があるので、血熱妄行による鼻出血、喀血、吐血、血尿などに用いる。また、尿路感染、排尿困難、水腫および湿熱による黄疸などに用いる。
【用 量】
9〜30g
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。