【五疳とは】
「五疳」とは漢方理論から小児の特異的な人体に適用して考えられた もので、いろいろな内因外因により五臓(肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓) のバランスが乱れ、精神的症状(夜泣き、かんむし・ひきつけ)や肉体的症状 (食欲不振・消化不良・嘔吐・下痢)を起し、しかもこの2つの病状がお互いに作用し あうという諸症状を総称したものです。 これらの症状に適用できる製剤が小児五疳薬です。
【効能・効果】
気つけ、息切れ、動悸、ひきつけ、下痢、消化不良、胃腸障害、小児五疳、夜鳴き
【用法用量】
1日3回食前に温湯で服用する。乳児は授乳の際に乳頭につけ、母乳と共に与えるか、又は少量の砂糖・ジュースなどと服用してもよい。
| 年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
| 11才〜14才 | 20粒 | 3回 |
| 8才〜10才 | 15粒 |
| 5才〜7才 | 10粒 |
| 3才〜4才 | 8粒 |
| 1才〜2才 | 6粒 |
| 3ヵ月〜11ヵ月 | 3粒 |
| 3ヵ月未満 | 服用しないこと |
(用法・用量に関連する注意)
(1)定められた用法及び用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)幼児に服用させる場合には、薬剤がのどにつかえることのないよう、よく注意してください。
【成分】60粒中
| | 成 分 | 分量 | | ジャコウ(麝香) | 雄麝香鹿の腺分泌物 | 3.0mg | | ゴオウ(牛黄) | 牛の胆嚢結石 | 12.0mg | レイヨウカク(羚羊角)
| 羚羊の頭角 | 30.0mg | | ギュウタン(牛胆) | 牛の胆汁末 | 12.0mg | | ニンジン(人参) | オタネニンジンの根 | 112.8mg | | オウレン(黄蓮) | 黄蓮の根茎 | 60.0mg | | カンゾウ(甘草) | 甘草の根茎 | 60.0mg | | チョウジ(丁字) | 丁字の花蕾 | 9.0mg | ※添加物として、寒梅粉、白糖、金箔、香料を含有します。 |