
【桃の葉(モモノハ)の情報掲載】
【生薬名】
桃の葉(モモノハ)
別名:桃葉(トウヨウ)
【基 原】
ばら科 プルヌス属 落葉小高木で、桃の成長した葉を採取し乾燥したもの。
【主成分】
アミグダリン、プルナン、タンニン。
【臨床応用】
鎮咳、去痰、解熱、利尿、緩下、循環器機能改善作用がある。入浴剤として、刻んだ葉を風呂に入れて夏場のあせもや湿疹、かぶれ、荒れ性などに使用する。
【用 量】
入浴剤の場合 1回50g。桃の葉ローションをつくるときは、10g〜20g
【コメント】
◎入浴剤のつくり方
1回50g〜100gの桃葉を、カーゼなどに包み鍋に入れ、ガーゼに包んだ生薬が隠れる程度の量の水で10分ほど煮る。煮汁、もしくはガーゼで包んだ桃葉ごとそのまま浴槽に入れて使用する。つくり置きや、翌日に同じものを継続して使わないこと。万が一使用して皮膚が赤くなったり、かぶれたりするようなことがあれば使用を中止すること。
◎桃の葉ローションのつくり方
10g〜20g程度の桃の葉をカーゼなどに包み、1〜2リットルくらいの水で、水分が半分になるくらいの量になるまで煮る。その煮汁を冷蔵庫などで冷やし、化粧用コットンになじませパッティングの方法で使用する。つくり置きや、翌日に同じものを継続して使わないこと。万が一使用して皮膚が赤くなったり、かぶれたりするようなことがあれば使用を中止すること。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。