
◎肝機能
・GOT:心筋、肝臓、骨格筋、腎臓などに多く存在する酵素で、とくに肝臓障害、心筋梗塞などで高値になります。また、飲酒、激しい運動、肥満などでも高値になる場合があります。
・GPT:とくに肝細胞の変性や壊死に敏感に反応するので、GOTとともに肝臓、胆道系の病気の診断には欠かせない検査です。
・γ-GTP:アルコールに敏感に反応し、しかも肝臓や胆道の病気があると他の酵素より早く、異常値を示します。そのため、一般にアルコールによる肝臓障害の目印になる検査として知られています。
◎腎機能
・尿素窒素(BUN):タンパクが体内で利用された後の産物です。クレアチニンとともに腎臓を経て尿中に排泄されます。腎臓の働きが低下すると血液中の尿素窒素濃度が高くなるので、腎障害の診断には欠かせない検査です。
・クレアニチン:体内でエネルギーとして使われたタンパクの燃えかすです。腎臓の働きが低下し、排泄が不十分になると血液中のクレアニチン濃度が高くなりますが、尿素窒素に比べて食事など他の影響を受けにくいため、腎障害の診断には欠かせない検査です。
◎脂質
・総コレステロール(T-C)、体にとって必要な脂肪の1種です。少なすぎると様々な障害のもとになりますが、多すぎる場合には動脈硬化を起こし生活習慣病の原因になります。また狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などにも深く関係しており、動脈硬化症の早期発見と進行状況の診断に有効です。
◎HDL-コレステロール(HDL-C):いわゆる善玉コレステロールです。血管や組織などで使われなかった余分なコレステロールを回収するため、動脈壁に付着したLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を取り除きます。喫煙や肥満、炭水化物の取り過ぎなどで低下することから、動脈硬化症の予防に欠かせない検査です。
◎痛風
・尿酸(UA):痛風の原因物質として知られています。激しい運動やストレスなどで体内に作られるだけでなく、プリン体という物質を多く含むナッツ、肉類、アルコール(特にビール)などを取りすぎても尿酸値は高くなります。
◎糖尿
・グリコヘモグロビン(HbA1c):赤血球の中にあって、体内に酸素を運ぶヘモグロビン(Hb)と、血液中のブドウ糖とが結合した物で、血糖値が上がるほど数値は高くなります。また、一度結合すると赤血球寿命の120日間そのままなので、1〜3か月の長期血糖コントロールの目安として用いられます。
【使用方法、注意事項など】
◎郵送健診サービスの流れ
1.商品購入:商品をまずは購入してください。2.申し込み:商品の中に入っている健診申込書に必要な事項を記入します。記入後に返信用封筒に入れて投函します。(切手不要)3.健診キットが届きます:申込書受付後、即キットを発送します。4.在宅検診:商品に同封されている健診依頼書に必要事項を記入し、取扱説明書をよくお読みのうえ、検査キットを御使用ください。5.検査物郵送:採取した検査物を健診依頼書と一緒に同封の返送用封筒に入れ、提携医療機関宛に投函してください。6.健診結果:到着後、約1週間で検診結果が届きます。携帯電話のみの結果報告も可能です。
◎健診方法
数滴の血液を採血プレートにたらし、乾燥させて返送するだけの簡単な方法です。
◎内容物
郵送健診申込書が入っています。
◎ご注意
御使用に関しては、説明書をよくお読みください。