
【銀杏(ギンギョウ)の生薬情報】
【生薬名】
銀杏(ギンギョウ)
【基 原】
イチョウ科 Ginkgoaceae のイチョウ Ginkgo biloba L.の成熟種子
【性 味】
味は甘、苦。性は渋平。小毒。 (帰経:肺経)
【主成分】
ginnol C21H34O2 ・ ginkgolic acid C21H32O3 ・ hydroginkgolinic acid C21H34O3 ・ tannic acid ・カリウム塩・糖、灰分にはカルシウム・リン・マンガン・鉄。
【臨床応用】
生薬分類は、収渋薬。中薬効能は斂肺平喘、収渋止帯 。 喘咳、気逆、多痰に使用。
【用 量】
6gを目安に煎じてお飲みください。
【コメント】
毒性がありますので過量の服用は避けてください。中毒症状としては、ひきつけ・発熱・不安・嘔吐などの症状です。胃洗浄して鎮静剤の投与の必要があります。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。