
【亀板(キバン)の情報掲載】
【生薬名】
亀板(キバン)
【基 原】
ツチガメ科 Testudinidae 亀 Chinemys reevesii (Gray)(クサガメ)の腹部甲羅である。背部甲羅も使用する。
【性 味】
味は甘・微鹹、性は平・やや涼。(帰経:腎・心・肝経)
【主成分】
ニカワ・脂肪・カルシウム・リン。
【臨床応用】
生薬分類は、滋陰薬。中薬の効能は滋陰潜陽、益腎健骨、養血補心。陰虚による発熱や、 陰虚陽亢証あるいは熱病傷陰による去風内動に用いる。心血虚による動悸、驚きやすい、不眠、健忘に用いる。
【用 量】
9〜30g、砕いて先に煎じる。
【コメント】
腎虚で熱症のないもの・陽虚で下痢するものには用いない。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。