
【金桜子(キンオウシ)の生薬情報】
【生薬名】
金桜子(キンオウシ)
【基 原】
バラ科 Rosaceae 金桜子 Rosa laevigata Michx. (ナニワイバラ)の成熟果実を乾燥したもの。
【性 味】
味は酸・渋、性は平。(帰経:腎・大腸経)
【主成分】
tannin ・ malic acid ・ citric acid ・ビタミンC・ saponin など。
【臨床応用】
生薬分類は、収渋薬。中薬の効能は固精、縮尿、渋陽止瀉。遺精、滑精、遺尿、頻尿、白色帯下に用いる。
【用 量】
15〜30g
【コメント】
収渋の作用を利用して、脱肛、子宮下墜、不正性器出血などにも用いられる。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。