
【骨砕補(コツサイホ)の生薬情報】
【生薬名】
骨砕補(コツサイホ)
【基 原】
ウラボシ科 Polypodiaceae 解蕨 Drynaria fortunei (Kze.) J. Sm. (ハカマウラボシ)などの根茎を乾燥したもの。
【性 味】
味は苦、性は温。(帰経:腎・心経)
【臨床応用】
生薬分類は、助陽薬。中薬の効能は補腎、活血、止血、続筋骨。腎虚による腰痛、下肢無力、耳鳴、難聴、止痛、慢性下痢などに用いる。骨砕補には活血、止血、筋や骨を修復する作用があるので、打撲、捻挫あるいは刃傷に使用する。
【用 量】
3〜9g
【コメント】
陰虚内熱証、およびオ血がない病証には服用しない方がよい。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。