
【胡桃肉(コトウニク)の生薬情報】
【生薬名】
胡桃肉(コトウニク)
【基 原】
クルミ科 Juglandaceae 胡桃 Juglans regia L. 種子の仁を乾燥したもの。
【性 味】
味は甘、性は温。(帰経:肺・腎経)
【主成分】
linoleic acid を種とする脂肪油を40〜50%含み、他のタンパク質・ビタミン類を含む。
【臨床応用】
生薬分類は、助陽薬。中薬の効能は補腎、温肺、潤腸。腰痛、下肢無力や、虚寒による喘息と咳嗽や、腸燥による便秘に用いる。
【用 量】
6~30g
【コメント】
熱証の咳・泥状便あるいは下痢には使用すべきでない。渋味を弱めるには少量の黒砂糖か大棗と一緒に服用するとよい。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。