
【ニンニクの生薬情報】
【生薬名】
ニンニク
別名:大蒜(タイサン)
【基 原】
ユリ科 Liliaceae 大蒜 Allium sativum L.(ニンニク)の新鮮な地下鱗茎。
【性 味】
味は辛、性は温。(帰経:胃・大腸経)
【主成分】
allicin C6H10O3NS の形で存在するが、 allinase によって分解されて allicin となり抗菌作用が生じる。
【臨床応用】
生薬分類は、駆虫薬。中薬の効能は消腫、解毒、殺虫。回虫、蟯虫に使用し、蟯虫に用いるときは、単味を砕き麻油を少量混ぜて睡眠前に肛門周囲に塗布する。細菌性下痢には、単味を焼いて服用する。
【用 量】
1回1g、1日2〜3回。外用適宜。
※取り扱い上の注意
1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。
3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
※上記内容は情報として掲載しております。